お中元・お歳暮マナー【贈る時期/金額相場/お礼状書き方、文例】
日頃に感謝!お中元・お歳暮
お中元は夏に、お歳暮は冬に、日頃お世話になって感謝の気持ちを表したい方々や、義理のある方などに贈ります。
最近では、お中元は贈らず、お歳暮のみを贈るという方も多いようです。
また、企業間においても、経費削減の名目で、お中元・お歳暮を控える会社が増えています。
形だけのご挨拶ならば、「必要ない」とも言えるかもしれませんが、本当にお世話になっている方々へは、半年間の厚誼への御礼の気持ちを込めてお贈りしましょう。
デパートの早期割引等も利用して、お中元・お歳暮が負担にならないように、細く、長くお付き合いをしていきたいものです。
※当ページ記載している事例は、あくまでも目安として、ご利用ください。
冠婚葬祭のマナーは、地域や宗教によっても大きく異なります。
お中元・お歳暮の注意点
お中元やお歳暮を一度限りで贈るのは、失礼にあたります。
一度限りで贈る場合は、表書きを「お礼」として贈りましょう。
また、年に一度だけ感謝の気持ちを贈りたい場合は、お中元ではなく、お歳暮またはお年賀にしましょう。
お中元・お歳暮を贈る時期
お中元
7月初旬~15日までが一般的(最近では6月中旬から贈ることもある。)
7月15日以降は、表書きを「暑中御伺」として、立秋までに贈る。
立秋以降になった場合は、「残暑御伺」として贈る。
※月遅れの8月15日にお盆を行う地域では、「御中元」として8月15日までに。
お歳暮
12月13日~20日頃まで(最近では、11月中旬から贈ることもある。)
年内に届けられない場合は、表書きを「御年賀」として贈る。
関東では、1月7日までに。関西では、1月15日までに贈るのが一般的。
金額の目安(相場)
3,000円~5,000円が一般的。
それ以下であっても、相手が喜ぶものであれば失礼にはあたりません。
※上記は、ごく一般的な例です。あくまでも目安としてご利用ください。宗教・地域によっても大きく異なります。
熨斗紙・表書き
水引:紅白の蝶結び・熨斗有り | |
表書き ●お中元:御中元・御中元御伺 ●お歳暮:御歳暮・御歳暮御伺 |
お中元・お歳暮の品選びも悩みのタネ!
高価なものを贈れば良いというのではなく、予算の範囲内で、先方の喜びそうなものを選びましょう。
「マット」や「スリッパ」などは、踏みつけるを連想するので避けましょう。
また、靴下や下着など身に着けるものは、避けたほうが無難でしょう。
贈答品の選び方
食べ物や、飲み物を選ぶ人が多いようですが、季節の贈り物にふさわしい、季節感のあるものを選んだほうが良いでしょう。
お中元ならば、「そうめん」「ビール」「清涼飲料水」などが定番中の定番。
お歳暮は、「ハム」「日本酒」などが定番。
お中元・お歳暮のお返しは?
基本的にお返しは、不要です。
お中元・お歳暮をいただいた場合は、確かに受け取った事の報告を兼ねて、できるかぎり早く(できれば翌日に投函)、お礼状を送りましょう。
とても親しい方には、電話でのお礼でも良いでしょう。
お中元・お歳暮のお礼状文例
拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。 平素は格別のお引立てを賜り厚くお礼申し上げます。 さて、このたびは結構なお品を頂戴いたし、誠に有り難うございました。 早速参上しご挨拶のうえ御礼申し上げるところですが、とりあえず書中をもって御礼申し上げます。 ますます暑さ厳しくなります折、ご自愛ご健勝のほどお祈り申し上げます。 敬 具 |
拝啓 ことのほか厳しい暑さの夏でございますが、皆様お変わりなくお暮らしのご様子、何よりに存じます。 私共もおかげさまで、揃って元気に過ごしております。 本日、お中元の品を頂戴いたしまして、いつもながらのお心づかいに心よりお礼申し上げます。 ご厚志をありがたくお受けいたします。 暑さ厳しい折柄、くれぐれもご自愛のほど、お祈りいたします。 敬 具 |
拝啓 師走のあわただしい季節になりましたが、皆様にはお変わりなくご健勝のご様子、なによりと存じます。 このたびは結構なお歳暮をお贈りいただき、誠に有り難うございました。 いつもながらのご芳情に厚く御礼申し上げます。 時節柄、ご自愛のほどお祈り申し上げます。よい新年をお迎え下さい。 まずは、とりあえず御礼まで。 敬 具 |