法事・法要マナー【法事・法要供物料の金額目安・供物の選び方】
法事(法要)でのお供え・供物料のマナー
法事(法要)は、神式では霊祭と呼びます。
最近では、身内だけで行う事も多くなっていますが、法事(法要)に招かれた場合は、最低限のマナーは確認しておきましょう。
四十九日、一周忌などの法事(法要)の案内状が届いたら、施主の準備もありますので、出来る限り早く返事を出します。
法事(法要)の招きを受けた場合は、よほどの理由が無い限り出席しましょう。
お招きくださるという事は、一緒に供養をお願いしたいという、遺族の思いが込めらています。
特に、亡くなって間もない法事(法要)に招かれた場合は、出来る限り出席し、故人を供養すると共に、ご遺族を温かく励ますことを心がけましょう。
◎通夜や葬儀での香典・供物のマナーは以下をご覧ください。
※当ページ記載している事例は、あくまでも目安として、ご利用ください。
冠婚葬祭のマナーは、地域や宗教によっても大きく異なります。
法事(法要)での供物料・供物の注意点
供物料は宗教により、袋や表書きが異なりますので要注意。
どうしても、法事(法要)に出席できないなどの場合は、供物料を不祝儀袋に入れた上で、現金書留で送ります。
ただしその場合は、手紙を添えて気持ちを伝える事が必要です。
また、亡くなって間もない法事(法要)に出席できない場合は、日を改めてお参りをするのも良いでしょう。
その場合は、必ず遺族の都合を確認の上、お参りしましょう。
供物・供物料を贈る時期
法事(法要)当日に手渡しします。
郵送の場合は、法事(法要)の前日までに届くようにしましょう。
供物・供物料の金額の目安(相場)
贈る側 | 贈る金額 |
親 | 10,000円程度 |
子ども | 10,000円程度 |
祖父母 | 10,000円程度 |
兄弟姉妹 | 10,000円程度 |
その他親類 | 5,000円程度 |
友人・知人 | 5,000円程度 |
会社関係 | 5,000円程度 |
キリスト教では、現金を包む習慣はありませんが、法要で料理が出る場合は、料理代相当を包む場合もあります。
仏式・神式の場合は、香典の2分の1から3分の1とも言われます。
※上記は、ごく一般的な例です。あくまでも目安としてご利用ください。
宗教・地域によっても大きく異なります。
供物料の不祝儀袋・水引・表書き
供物料の場合
不祝儀袋・水引 | 仏式は、黒白または双銀の結び切り・のしなし、蓮の模様入りは仏式専用。(関西では黄白の結び切り) 神式は、黒白または双銀の結び切り・のしなし。 |
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表書き | 仏式は「御霊前」 浄土真宗は「御佛前 神式は「玉串料」「御神前」 キリスト教は「御花料」 宗教がわからない場合は「御霊前」 |
※金額相応の不祝儀袋を使いましょう。
五千円以下の供物料 | 水引が印刷されたもの |
一万~二万の供物料 | 黒白の水引 |
三万~以上の供物料 | 高級和紙に双銀の水引 |
不祝儀の表書きの方法や、お札の入れ方などの詳細は以下のページでご覧ください。
不祝儀袋の表書きを代書代筆(無料サービス)して、郵送してくれる便利なサービスがあります。
供物の場合
不祝儀用の掛け紙の表書きは、「御供」「御霊前」。
法事(法要)の供物の選び方
仏式・神式の供物:果物・菓子・花が一般的。
仏教では、肉類や魚類などの生ものはタブー。
神道では、ろうそくやお線香がタブーとされています。
キリスト教の供物:生花のみとされている。
お返しはどうする?法事(法要)の引き出物
法事(法要)に参列された方から、供物料やお供え物をいただいた場合は、お返しとして引き出物(一部の地域では粗供養)を渡します。
郵送で供物料やお供えをいただいた場合は、法要が終わってから郵送でお返ししましょう。
引出物の掛け紙・水引・表書き
掛け紙 | 黒白結び切り 黄白結び切り(北陸地方や関西〜西日本に掛けての一部地域) |
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表書き | 仏式は「志」「忌明志」「満中陰志」「粗供養」 神式は、「今日志」「偲び草」「しのび草」 キリスト教は、「志」「昇天記念」 名前は、喪主の姓のみを書く。 |
引き出物の選び方
引出物には、消耗品や実用品を用意するのが一般的です。
銘茶・砂糖・タオル・石鹸などがお薦めですが、参列された方が持ち帰るのに困らないよう、重すぎるものは避けるようにしたいものです。
最近では、カタログギフトを引き出物にすることが多くなってきています。