引っ越し祝いのマナー【引越しのお祝い金額・相場】
今までのお付き合いに感謝!引っ越し祝い
一口に引っ越し祝いと言っても、様々な引越しがあります。
転勤に伴う引越し・家を新築しての引越しなどなど、理由は限りなくあります。
今までのお付き合いに感謝の気持ちを込めて、 相手の状況に応じた引っ越し祝いを贈りたいものですね。
このページでは「引っ越し祝い」、そして、ご近所の方が引っ越す場合の「餞別」を中心にまとめています。
新築へ引っ越す場合や転勤(栄転)に伴うお祝いについては、別ページで解説しておりますので、ご参考になれば幸いです。
※新築の引っ越し祝いのマナーについてはこちらのページをご覧ください。
※転勤(栄転)に伴う引越し祝のマナーについては、こちらのページをご覧ください。
※当ページ記載している事例は、あくまでも目安として、ご利用ください。
冠婚葬祭のマナーは、地域や宗教によっても大きく異なります。
引っ越し祝いの注意点
引越しに様々な理由があることは、前述しましたが、純然たる「引っ越し祝い」とは一体どのようなケースが該当するのでしょう。
下表に大まかにまとめてみました。
引越しの理由 | お祝いの方法 | |
① | 新築一戸建て・新築マンションを購入しての引っ越し | 新築祝い |
② | 転勤(栄転)による引っ越し | 栄転・昇進祝 |
③ | ①②以外の引っ越し | 引越し祝い |
④ | 近所付き合いのみの方の引っ越し | 餞別 |
上記のように、引越しの理由によりお祝いの方法が変わりますので、注意が必要です。
このページでは、上記の③④のケースについて解説しています。
①②以外のケースが、純然たる「引越し祝」という事になります。
引っ越しは当事者にとって、金銭・体力・精神ともに大きな負担となります。
相手の状況を良く考え、贈る時期に注意の上、新生活に役立つ贈り物を考えましょう。
④の場合は、基本的にはお祝いの必要はありません。
しかし、お世話になった方へは、「餞別」という形でお祝いをする事もあります。
引っ越し祝いを贈る時期
引っ越し祝いは、出来る限り先方が本格的な荷造りを始める前に贈りましょう。
遅くなった場合は、引越し当日は避け、相手の状況に応じ、あまり忙しくない時間帯に贈るようにしましょう。
お祝い金額の目安(相場)
引越し祝いの場合
贈る側 | 贈る金額 |
親・兄弟姉妹・親戚 | 5,000円~10,000円程度 |
友人・知人 | 3,000円~5,000円程度 |
餞別の場合
「餞別」の相場は、3,000円~5,000円程度と言われています。
特別にお世話になった方であれば、5,000円~10,000円程度というケースもあるようです。
※上記は、あくまでも目安としてください。不安な場合は、多めにしましょう。
祝儀袋・のし紙の表書き
水引:紅白の蝶結び | |
表書き:御餞別・御贐・おはなむけ・祝御転居・祝お引っ越し |
祝儀袋の表書きの方法や、お札の入れ方などの詳細は以下のページでご覧ください。
お祝いの品選びも悩みのタネ!
引っ越しは、何かと出費の重なることから、引っ越し祝いでは現金や商品券を贈るケースが圧倒的です。
贈り物のタブーは、火に関連する、ストーブ、ライター、炎の模様の入った物などです。
贈答品の選び方
贈り物は、時計・玄関マット・花瓶・陶器などの置物・鉢植えなどが一般的ですが、新居との調和を考える必要があります。
親しい間柄であれば、希望を聞いてあげる方が無難かもしれません。
品物を送る場合は、荷造りが終わる前に贈りましょう。
引っ越し祝いのお返しはどうする?
「餞別」の場合は、基本的にお返しはしなくても構わないと言われています。
お返しをする場合は、紅白の蝶結びの熨斗紙に、表書きは「御礼」として品物を贈ります。
石鹸や洗剤、菓子折りなどが一般的です。
お返しをしない場合には、お礼状を送るのが礼儀です。
引っ越し先の住所等をお知らせする、「転居はがき」に一筆お礼を言葉を書き加えるのも良いでしょう。
引っ越し内祝いのマナー
「引越し祝い」として、相応の金額をいただいた場合は、お返しをしておくべきでしょう。
内祝いを贈る時期 | 転居後1ヶ月以内。 |
内祝い金額の目安 | お祝いの1/3から半額程度。 |
内祝いの水引 | 紅白の蝶結び |
のし表書き | 内祝い。 名字または、世帯主の名前を記入します。 |
転居先の特産品などに、お礼状を添えて贈ると大変喜ばれます。
中には、「内祝いは受け取らない。」という方もあります。
その場合は、心のこもったお礼状を贈るようにしましょう。
会社関係などで、連名で引っ越し祝いをいただいた場合は、皆で分けることの出来るものを贈ります。
菓子折りなどでも構いません。