年賀状のマナー【年賀状 挨拶文・文例・レイアウト・書き方】
マナーを守って年賀状で年頭のご挨拶
年賀状は、お世話になっている人や、普段疎遠になっている人に出す年頭の挨拶状です。
最近では、印刷した年賀状や、パソコンで自作した年賀状が増え、相手によって賀詞や文面を変えたり、手書きでの年賀状がめっきり少なくなりました。
本来は、目上の人に出す年賀状と、友人などに出す年賀状は、賀詞を変えるのがマナーです。
印刷された年賀状であっても、手書きで一言添えるだけで、相手に与える印象は大きく変わります。
近況報告や、新年に向けての抱負などの話題を書き添えましょう。
※当ページ記載している事例は、あくまでも目安として、ご利用ください。
年賀状のマナーは、地域や宗教によっても異なります。
年賀状の賀詞の選び方
出す時に、まず最初に気をつけなければならないのが、賀詞です。
相手先との立場により、賀詞を変えるのが礼儀ですが、印刷する場合は、そうも行きません。
その場合は、相手を選ばない賀詞、または目上の方向きの賀詞を選んだほうが無難です。
相手が目上の場合 | 謹賀新年 恭賀新年 謹んで新春のご祝詞を申し上げます 新春を寿ぎ謹んでお喜びをもうしあげます 初春のおよろこびを申し上げます |
相手が目下・友人の場合 | 寿・福・春・賀正・迎春・頌春・初春 |
相手を選ばない | あけましておめでとうございます 新年おめでとうございます |
仲の良い友人など | HAPPY NEW YEAR |
年賀状の投函時期
- 投函時期
年賀状が確実に元旦に着くようにするには、郵政事業局の推奨締切日12月25日までに投函しましょう。
遅くても、28日までには投函したいものです。
もし、元旦に届かなくても松の内(1月7日)までに年賀状が届けば失礼にはなりません。
ただし、年賀状は元旦に着くのが最も礼儀正しいものとされています。 - 私製はがきを使う場合
私製はがきを年賀状に使う場合は、なるべく年賀切手を貼るようにし、切手を貼った下に、「年賀」と朱書きします。
通常の郵便はがきを使う場合も同様です。
年配の方には、郵便年賀はがきで無いと失礼と思う方もいますので、目上の方には、なるべく郵便年賀はがきを用いましょう。
寄付金の有無は特に気を使う必要はありません。 - 出し忘れた相手から届いたら
松の内(1月7日)までに届く場合は、年賀状を出します。
届かないのであれば、寒中見舞いを出します。
寒中見舞いを出す時期:1月8日~立春2月4日まで。 - 修正について
年賀状は、新年をお祝いするものです。
間違いを修正液等で修正するのは大変失礼にあたります。
書き損じた場合は、必ず書き直しましょう。
書き損じたはがきは、郵便局で交換してもらえます。(手数料がかかります。)
年賀状の書き方マナー
年賀状には、賀詞・添え書き・日付・そして差出人の住所氏名(表に書いても良い)を書きます。
書き方ひとつで、先方の受け取り方も大きく変わります。
マナーを守り、日頃の感謝の気持ちがしっかりと伝わるようにしましょう。
また、きちんとレイアウトされた年賀状は清潔感にあふれ、新年のご挨拶に相応しいものになるでしょう。
添え書きの書き方
- 明るい話題を選ぶ。
年賀状は、新しい年をお祝いするための挨拶状です。
暗い話題や不幸を連想させる言葉使わないようにしましょう。
自分の体調が悪くても、その事にはふれないようにするのが礼儀です。 - 他の用件は書かない。
年賀状には他の用件を書かない事がマナー。
但し、結婚・出産・転居のお知らせは兼ねても良い。
日付の書き方
日付の書き方は、よく「1月元旦」と書く人がいますが、これは間違いです。
元旦の意味は、1月1日の朝の事なので、意味が重複してしまいます。
「元旦」もしくは、「1月1日」と書きましょう。
年賀状のレイアウト
あまり目一杯に書くよりも、 ある程度周りに余裕をもって書くほうが、 バランスよくスッキリと見えます。 賀詞は、添え書きよりも大きめに書きましょう。 イラストなどを入れるときは、右下、左上に配置します。 イラストに文字がかかっても構いませんが、読みにくくならない程度にしましょう。 |
そのまま使える年賀状添え書き文例
一般向け文例
皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます |
旧年中はお世話になりまして ありがとうございました 本年もよろしくお願い致します |
会社の上司・先輩向け文例
旧年中はいろいろお世話になり有難うございました 本年もよろしくお願い申し上げます |
昨年中のご厚情を厚く御礼申し上げます 本年も変わらぬご指導の程お願い申し上げます |
結婚・出産・転居兼用文例
ふたり揃ってのはじめてのお正月です 本年も宜しくお願い申し上げます。 |
新たな家族が仲間入りして 賑やかな一年になりそうです 本年も親子共々よろしくお願い致します |
新住所に住まいを移し心新たに 新春を迎えました 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます |
取引先向け文例
旧年中は格別のお引き立てを賜り 厚く御礼申し上げます 本年もご愛顧の程よろしくお願い申し上げます |
年頭に際し平素の御厚情に感謝し 併せて倍旧のご指導ご交誼の程 よろしくお願い申し上げます |
旧年中のご芳情を厚く御礼申し上げ ますとともに本年も変わらぬ ご愛顧ひとえにお願い申し上げます |